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文化遺産という概念を生み出した最初の国、フランス

フランスは 「文化遺産」という概念を生み出した最初の国。19世紀には保護すべき遺跡、教会や城など歴史的建造物のリスト作りをはじめましたが、その対象はやがて橋や水車、風車、歴史的価値のある建物、そして景観にまで及ぶことになります。世界に先駆けて山地復旧に関する法令をととのえたのも、時期は同じ19世紀半ばのフランスです。写真はペリゴール地方(ドルドーニュ県)の美しい村、ドンムの見晴し台から見下ろした景観です。大地に筆をおろしたかのように、静かに蛇行するドルドーニュ川。自然が成すままの雄大さとは違う、人知をもってこそ守られている美しさに目を奪われます。どうぞ写真を大きくしてご覧になり、フランス、、、と静かに一言つぶやいてみてください。。。

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話しかけたくなる田舎道の郵便ポスト

優しい起伏が続く丘を上り、下り、目的地の宿をさがしていると、小さな四つ辻でポツンと頑張る郵便ポストに出合いました。この地方の民家と同じように石を積み上げ、アルドワーズ (粘板岩) のかわいい屋根つき。周りには人の手で植えられた花が咲き、まるで童話の世界の小人の家のようです。見渡したところ、目に入る人家ははるか彼方。メールでたいていのことは用が足りる時代、このポストを利用する人って、いったいどのくらいいるのでしょう。誰かが手紙を入れにくるのを、ただただずっと待ち続けているようで、なんだかいじらしく、思わず車を停めて話しかけたくなったのでした。「いよいよ暑くなってきましたね〜〜〜、ご苦労さん。郵便屋さんはちゃんと日に一度は来るんすか?」。あのポストから自分宛に葉書を出せばよかった、と気付いたのはパリに戻ってから。そうそう、東京の実家にも一通。そうすればあのポストにひと仕事してもらえたのにと、残念でなりません。  

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『プチプチサラダ、つぶつぶタブレ』出版記念講習会

『プチプチサラダ、つぶつぶタブレ』出版記念講習会 於・玉川高島屋 SC  玉川テラス 2017年5月25日(木) 14:00~15:30    18:00〜19:30シャンゼリゼ大通りの横道にあったモロッコ料理店で、クスクスに添えるツブツブのスムールに出合ったのは、40年以上前のことでした。それ以来のスムール好きがこうじて、ツブ素材仲間の挽き割り麦 – ブルグルと、南米のスーパーフード – キヌアも加えたレシピをまとめた一冊が、このたび出版されることになりました。お湯を沸かす以外は火を使わずに、あっという間に完成するスムールのデザートタブレ(写真)、シノワ風味のブルグルのホットタブレ、キヌアとベルギーチコリのア・ラ・クレームなど、タブレやサラダを中心に温かい料理もご紹介する、これまでにない料理書です。慣れない食材を使った料理は、レシピを読んだだけでは風味の想像がし難く、興味はあるのに作らずじまいになりがちです。そこで三種のツブ素材の扱い方を知っていただき、本書でお披露目する新レシピをご試食いただく会を企画しました。詳細とお申し込みはこちらです→  http://www.tamagawa-sc.com/terrace/?id=981

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Lastre Sans Apostrophe 豚頭肉のパテ

ずいぶん前の話しですが「パリのお惣菜屋さんのレシピ」という本を出したことがあるからか、パリに旅する方々からよく質問を受けていたものです。「パリでmarikoさん一番お勧めのお惣菜屋さんを教えて下さい!」。その度に困った、、、日本人の味覚はレベルが高いことだし、わざわざ私に訊いて訪ねて、え?とガッカリさせたらどうしようと、答えに窮することが多かったものです。日本なら美味しい、普通、あまり美味しくない、の三段階にたいていものもは当てはまるけれど、フランスではそうはゆかない。素晴らしく優れて美味しいから、スミマセンが顔をしかめて捨てたくなるものまでと幅が広いのです。このふり巾の広さこそがフランス、なのですが。そこにこの店の登場です。2012年、パテ・アン・クルートの腕を競う世界大会でチャンピョンの座に輝いたヨハン・ラストル氏がパリ7区のグルネル通りに開いた、シャルキュトリー中心の小さな総菜屋さんです。上の写真は豚頭肉のパテで、蜂蜜をきかせたマスタードで。下はウッフ・マヨ、キャロット・ラペ、ビーツとシェーヴルチーズ。どの料理も「優れて美味しく、新しくて、そして懐かしい」味わいです。Lastre Sans Apostrophe    188 Rue de Grenelle, 75007 Paris  

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深い朝霧に目覚めるペリゴールの休日

見事な満月に目も心も奪われた翌朝、シャンブルドートの窓を開けると一面が曇りガラスの向こうのような深い霧。外に出ると猫のロメオが早々と朝のお散歩中。ローズマリーの枝にからまったきらきら朝露に光るクモの巣で遊んでいます。もともとは野良だったロメオ。時々食事の味見をしにこの家にやって来ていたものが、ある時腕に大怪我をして玄関先で動けなくなっていたのだそう。近くの獣医さんに連れてゆくと、これは腕を切るしかないと言われ、そこを大きな街の獣医さんに頼んで手術をしてもらったのだそう。骨は金属板とビスで止められているので高いところから飛び降りるのは苦手だけれど、今ではこうして元気に、この家の飼い猫として暮らしています。めでたし、めでたし。オーナーのご夫妻はペリゴールに魅せられて移住してきたイタリア人。朝食のために手作りしてくれた何種類ものジャムやブリオッシュは美味しかったし、地元の案内はとても心がこもっていて有難かったけれど、猫のロメオがこうして幸福な日々を送っていることを皆で祝福できたこと、これが一番の思い出かもしれません。

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