Ail des ours 可憐な白い花を咲かせる 森のにんにく

朝市の八百屋さんのスタンドで可憐な白い花を咲かせた Ail des ours (熊のにんにく)を見つけました。Ail sauvage (野生のにんにく)、Ail des bois (森のにんにく)とも呼ばれ、森の中の湿り気のある日陰に育ちます。花が咲く前の柔らかい葉はサラダに、蕾は酢漬けにし、花が咲きはじめた葉っぱは細く切って料理の薬味にしたり、ほうれん草と同じ感覚で炒めたり、オムレツやキッシュにも。松の実とオリーブオイルと一緒にペースト状にして保存する人も多いようです。スズランの葉と似ているので、花が咲かないうちは見分けがつきにくく、間違ってスズランの葉を食べてしまう人もいるのだとか。スズランは有毒ですからね、食べたらたいへん!


これはミルキーなことこの上ない水牛のモツァレラとトマトのサラダ。ほんのりにんにく風味の Ail des ours を細切りにしたものと花を散らし、塩の華とオリーブオイルをまわしだけ。この組み合わせですと、かるく炒ったスライスアーモンドを少し散らしたら更に美味しいでしょうね。ところで葉っぱの細切りの仕方ですが、等幅に切ったのでは盛りつけて美しくないもので、これは細長〜〜い三角に切るとよいのですよ。ちょっとしたことなのですけれど。。。。

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