「フランスは屈せず 自由と寛容の価値を守り続ける」

「フランスは決して屈せず、自由と寛容の価値を守り続ける」       2015年1月7日 週刊新聞 Charlie Hebdo が襲撃された直後、オランド大統領がフランス国民と全世界に向けて発したのがこのメッセージでした。                                  フランスの三色旗が表す自由、平等、博愛。これらが寛容の精神なくしては希求できないことを、今回の深い悲しみは、直ちにそれを超えて光となって、私に気付かせてくれました。個人主義者と呼ばれても受け流し、日頃は何ごとも「お好きなように」と肩をすぼめて無関心を装うフランス人。しかし断固として守るべきこと、ここから先は決して認めてはいけないというカードル(枠組み)が明確な国民性です。その枠組みは歴史と教育によって受け継がれ、世代や職業、階級、思想、そして宗教を超えて国民に共有され、そこから自然発生する連帯の力は圧倒的です。こんなにお見事なフランスを見せつけられ、しみじみと出て来る言葉は「羨ましい」ばかりなのでした。

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